男はつらいよ!柴又題経寺 手水舎編
10月を飛び越えて11月のような寒さですね。
今年の気候は、いままで感じた事ないほど不安定で、
ちょっとした胸騒ぎがします。
前回は、帝釈天参道の商人たちの、
信仰心を感慨深く商店街を歩いていると、
参拝に来たことを忘れ、とらやで大ざるを食していたというお話しでした。
””とらや””といったら””草だんご””ですよね。
そういえば、だんごって食べなくなったなぁ・・
自分はあんこが大好きなんですが、近頃は和菓子と遭遇することがありません。
以前コンビニで見かけたことはありますが、まず入ることが滅多にありません。
下町辺りでは和菓子屋さんはありますけど・・
和菓子の未来は西洋とのコラボしか道はないのでしょうか。
それはさて置き・・
とらやを背にして、いざ題経寺へ向かいます。
直ぐに楼門が見えました。
いままで、こんなに近くまで来てたのに、
この存在を知らなかった自分を問いました。
楼門から放たれる物凄いエネルギーに引き寄せられます。
身体のどこかが研ぎ澄まされる感覚でしょうか。
これまた初めての感覚でした。
静かに歩を進め、楼門を通過し境内を見渡すと、
自分を含めザッと5人ほどの参拝者しかいませんでした。
浅草寺の記事でも、お伝えしていますが、
人込みが苦手な自分にはコロナ禍で参拝者が少ないことは、
個人的には「ありがたい」ことなのです。
「初めて参拝させて頂きます。今日は本当にありがたい日になりました。」
そう心でご挨拶をして、境内の全体配置を確認しました。
こちらの境内は、初めて見る感覚で「どうしようかな」が先に立ちました。
そんなときは直感しかありませんので、手水舎で清めることにしました。
当たり前といえばそうなのですが、こちらの手水舎にはスッと行くことができないのです。
境内の構造上なのか、なぜだかは分かりません。
もう、あるワールドに入ってしまったかのようです。
楼門から斜に歩き、柵の中に入り清めました。
上の画像を見るとわかると思いますが、お賽銭箱があったのです。
その時はまったく気づかずに、手水舎を舐め回すように観察してました。
それより、気になったのは・・
塚でしょうか、なにかがいます・・
「んん~????あれ?」
よく見ると「これでもか!」ってくらい、白蛇がいるのです。
参拝経験の浅い自分には、見たことがない世界観に圧倒されています。
「なんじゃあこりゃあ・・」
その存在に気づいたとき、「ハッ!?」と振り返ると、
お賽銭箱が目に留まり、
ただならぬ雰囲気に何かが宿っている手水舎だと感じました。
そこで取った行動は・・
柵からでて、お賽銭を入れ合掌し、また清めるといった、
なんとも滑稽な””おひとり芝居””を繰り広げていました。
そんなこんなで、柴又帝釈天ワールドに引き込まれ、
手水舎に10分以上ハマったままの自分がいました。
「どなたかイタズラしてます???」
次回は本殿参拝の、お話しの予定です。
ありがとうございました。