牛頭天王に逢いたくて② 羽田神社
さて、先ほどの続きです。
羽田神社を知ったのは、強烈に暑い時期で
連日、外出危険警報のお知らせが鳴るころでした。
自分は基本的にスクーターで活動をしていますので、
その暑さは10分も運転すると、ボーっとなってしまうほどです。
こんなに暑さで危険を感じたのは生まれて初めてで、
まるで自然界からの警笛が鳴り響くかのようでした。
参拝当日は休みで、
天気予報を確認すると「晴れ時々くもり」。
気温も32℃くらいでしたので、
これくらいならと準備を始めました。
自宅から羽田神社まで、同じ東京23区とはいえ、
真逆の端にあるので、実に1時間弱はかかります。
バイクでそれくらいだと、車だともれなくプラス30分の時間がかかります。
高速を使うなら話は別ですが・・
そして、いざ出かけようとしたら、ベランダから激しく叩き付ける雨音が・・
数秒前の空とはまったく違う色となり、どしゃ降りになっていました。
「あれ、まさか・・・来るなってこと?」
うーん・・・
山岳信仰の神社仏閣の参拝で、こういった話しを聞いたことはありました。
でも、特殊な牛頭天王だけに、無くもない話しなのかなと思い、
待機することに。
すると20分もしないうちに、
雨雲は一切なくなり、快晴に戻ったので、
バイクに乗り羽田神社を目指しました。
初めて訪れる土地なので、探し探しでやっと辿り着き・・
「牛頭天王、初めまして。本日は初参拝です。」
心から告げ鳥居を通りました。
「おっ」
手水舎で清め、参道を進み拝殿へと向かいました。
すると、待ってたかのように、祈祷が始まりました。
「これはありがたい」
あの土砂降りの雨は、祈祷を見せて頂くためだったんだ。
そう思い、静かにお賽銭を入れ、神主の祝詞を頂き
自分も禊大祓を唱えました。
拝殿の中には若い夫婦でしょうか。
どうやら新車の祓いのようです。
とにかく、羽田神社の境内の気が、初参拝を心地よくスタートさせてくれました。
ここで、お話しの途中ですが、
続きは次回にお伝えしたいと思います。